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社員からのメッセージ

2012年新卒採用 柳澤 達彦 探鉱部 地質室所属

最先端の研究所で技術課題解決の糸口を探る

2012年新卒採用 柳澤 達彦
RCRL留学中

経歴

大学・大学院では地質学を専攻。2012年4月に入社後、約6ヵ月の国内研修、及び約7ヵ月のオマーンでの海外研修を経て、東京本社でアゼルバイジャンの既存プロジェクトを担当。その後、米国タルサにあるSamson Resources社へ約1年間の出向。帰国後はロシア、英領北海のプロジェクトに従事し、2019年11月からはテキサス大学オースティン校Bureau of Economic Geology にあるReservoir Characterization Research Laboratory研究室(通称:RCRL)に留学し、炭酸塩岩の研究を行っている。

現在の仕事内容

当社では昨年に研修の一環として海外留学制度が新設され、私はその一回生としてRCRLに2年間留学する機会を得ることができました。RCRLは、シェブロンやBP、トタールなど、石油メジャーを含む29社もの企業がスポンサーとなっている世界最大規模の炭酸塩岩の研究室です。ここには最先端の研究設備や石油開発会社によって提供された膨大な量のデータが揃っており、企業と共同で様々な研究が日々行われています。

そのRCRLにおいて、私は現在、野外調査やコア観察、薄片観察によって炭酸塩岩中に発達するマイクロポア(微細孔隙)に関する研究を行っています。  炭酸塩岩は炭酸カルシウムの骨格をもつ生物を起源とする生砕屑粒子や微細な石灰泥などによって構成される岩石です。その内部構造は続成作用によって変化しやすく、孔隙の発達プロセスを理解することは、多くの研究者にとって長年の研究課題となっています。

RCRLの前で

その一方で、世界の約4割の石油・ガスは炭酸塩岩中に胚胎しているともいわれ、石油・ガスの探鉱・開発において、炭酸塩岩は砂岩とともに重要な貯留岩となっています。当社の参画するイラクやロシアのプロジェクトでも貯留層は炭酸塩岩です。これらプロジェクトの開発計画を最適化する為には貯留層の性状分布を理解することが重要な技術課題の一つとなっていますので、現在RCRLで進めている研究を通じてプロジェクトの課題解決に貢献することが、留学生活の大きなモチベーションになっています。

やりがい、魅力

当社は、同業他社と比べても比較的若いうちから様々な経験を積ませてもらえる傾向があると思います。そのお陰で自身の成長や仕事の達成感を実感しやすい点が当社の魅力として挙げられるかもしれません。例えば私が過去に担当したアゼルバイジャンのプロジェクトでは、自身が行った技術評価について国営石油会社の副社長にプレゼンテーションする機会がありました。そのプレゼンテーションは、その後の同国営石油会社との共同スタディに繋がったため、共同スタディが立ち上がった時には大きな達成感がありました。

また、石油ガス開発が社会的意義の大きい事業であることも魅力だと思います。人々の生活に必要不可欠な石油を獲得する為に世界中を飛び回り、他国の技術者とディスカッションし、地球が作り上げた複雑な石油システムについて技術評価を行い、巨額の資金を投じて石油やガスを開発する、というグローバルでスケールの大きな事業に携わることに、私は使命感とやりがいを感じています。

留学中の生活

私が暮らしているオースティンは公共交通機関がとても不便なので、買い物や通勤など、何処に行くにも車を利用しています。週末にはよく妻とドライブにも出かけますが、オースティン周辺には恐竜の足跡が見られる川や鍾乳洞など、地質的に魅力のある場所が多数ありますので、ドライブの目的地は大体これらの地質スポットです。

恐竜の足跡

また、オースティンがバーベキューで有名な街ということもあり、バーベキューレストランの新規開拓も週末の楽しみです。基本的にボリュームが大きいので食べきれずに残してしまうことも時々ありますが、有難いことにアメリカではどこのレストランでも持ち帰り用の箱をもらうことができますので、一食分の料理が実質2食分になることもあります。

オースティンで食べられるバーベキュー

当社の特徴

当社は社員を大切にする会社です。国内外の研修やセミナーに参加する機会は多くあり、プロジェクト評価においても重要な役割を若手のうちから任せてもらえるので、一人前の技術者になりやすい環境が整っています。職場の雰囲気はとても和やかで先輩や上司との距離感が近いので、技術評価の際には議論や相談をしやすい環境があります。

また、当社はいつも伊藤忠商事エネルギー部門とチームになって既存プロジェクト管理や新規プロジェクト評価をしています。法務面、税制、プロジェクトの経済性などを評価する伊藤忠商事の仲間が身近にいるおかげで、ただ技術屋としての経験を積むだけでなく、総合商社のビジネスを知る機会が身近にあると言えます。

入社希望者へのメッセージ

もし、就職先を選ぶにあたり、「スケールの大きな仕事がしたい」、「グローバルな仕事がしたい」、「社会貢献度の高い仕事がしたい」、「若手のうちから活躍したい」、「風通しの良い職場で働きたい」、「社員を大事にするホワイトな会社で働きたい」、「地質に関する仕事がしたい」というようなことを考えているようであれば、是非一度当社をご検討ください。これらの全てが当社にはあります。

2012年新卒採用 柳澤 達彦 RCRL留学中 2020年11月

ある日のスケジュール

AM 8:00 メールのチェック
朝、研究に取り掛かる前に東京からのメールをチェックします。

AM 8:30~12:00 露頭調査
オースティン市内に研究対象の地層が露出しているので、気軽に露頭調査に出かけることができます。露頭では地層の堆積パターンや岩相変化を記載し、堆積環境や海水準の変動サイクルについて考察します。必要に応じて、分析用の岩石試料を採取することもあります。

PM 12:00~13:00 ランチタイム
大学の近所にあるショッピングモールでランチを食べることが多いです。モールには多くのレストランがありますが、東京の青山にも出店している「Shake Shack」が一番のお気に入りなので、よくハンバーガーを食べています。

PM 14:00~17:00 コア記載
大学には70万箱を超える岩石コアが保管されており、併設されているコア観察ルームには常時コアが並べられています。私もコアの観察・記載をこの部屋で行っています。

PM 17:00 データ整理・考察、文献レビュー
露頭調査やコア記載で取得したデータについて、記憶が新しいうちに整理を行います。また、新しいアイデアを得る為に出来るだけ論文を読むようにしています。

PM 18:30 業務終了、帰宅
翌日の作業プランを整理してから帰宅します。

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