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伊藤忠石油開発株式会社は、このたび日本地熱協会に入会しましたのでお知らせします。

2023.4.1

伊藤忠石油開発株式会社(以下、当社)は、このたび日本地熱協会(※)に入会しました。

2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。カーボンニュートラルの達成のためには、 再生可能エネルギーを主力電源とするべく最大限に導入する必要がありますが、日本は、四方を海に囲まれ、遠浅の海の面積はイギリスの8分の1、森林を除く平地面積はドイツの半分と、 太陽光発電、風力発電などの再生可能エネルギーの供給の一部には、脆弱性を抱えています。一方、火山大国である日本は、世界第3位の豊富な地熱資源量を有しており、 地熱発電のポテンシャルが非常に高い国と位置づけられています。地熱発電は、二酸化炭素排出量がほぼゼロで、持続的に発電が可能な再生可能エネルギーの一つであり、 天候などの自然条件に左右されず安定的に発電できるベースロード電源でもあります。また、地下から噴出する高温の蒸気や熱水を利用する地熱発電は、 地下の資源を探鉱し開発するという点において、石油・天然ガス開発と技術的な親和性が高い分野と捉えることができます。

このような背景の下、このたび、当社は日本地熱協会に入会し、地熱発電事業の推進を検討することとなりました。 日本地熱協会は、日本の地熱発電事業の秩序ある普及推進を図ることを目的に2012年に設立され、現在、90以上もの企業・機関が会員となっている日本の地熱開発業界を代表する団体です。 当社は同協会での活動を通して、地熱発電の最新情報や技術動向を当社の事業に反映させるだけでなく、今まで培ってきた石油・天然ガス開発の知見を活かし、地熱発電業界の発展に微力ながら尽力いたします。

当社は今後も、伊藤忠商事グループとして、脱炭素化事業を積極的に推進しながら、エネルギーの安定供給に貢献していきます。

(※)日本地熱協会 https://www.chinetsukyokai.com/index.html

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