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社員からのメッセージ

2018年新卒採用 山田 健太 生産開発部 油層生産室

技術者の探求心でグローバルなビジネスにチャレンジしていく

2018年新卒採用 山田 健太
テキサス大学オースティン校 留学中

経歴

大学・大学院では資源工学を専攻。2018年4月に入社後、約4ヵ月の国内研修、及び約1年2ヵ月のオマーンでの海外研修を経て、東京本社でアゼルバイジャンとイラクの既存プロジェクトを担当。その後、2022年8月からはテキサス大学オースティン校Petroleum & Geosystems Engineering Departmentの修士課程に留学し、油層工学及び油層シミュレーションの研究を行っている。

現在の仕事内容

当社では2019年より海外留学制度が新設され、私はその二回生としてテキサス大学オースティン校の石油工学科に留学しています。テキサス大学は石油工学で世界的に最も権威のある大学の1つです。私は現在修士課程の学生として、様々な授業を受けながら、所属する研究室にてCO2地下貯留技術(CCS)や油ガス増進回収法に関する研究を行っています。

石油工学科校舎

テキサス大学では、とにかく勉強量が多いです。授業の課題の量は膨大で、また研究もスポンサー企業と共同で行っていることが多くスピード感をもって進んでいき、時には夜遅くまで勉強することもあります。ただそれは周りも皆同じで、世界中から集まる学生・技術者たちと苦楽を共にしながら、石油工学の基礎から応用まで徹底的に鍛えていく、今後の技術者としてのキャリアにおいてこれ以上ない貴重な経験だと感じています。

石油工学科の建物の前

現在研究を行っているCCSは、石油開発会社が環境問題に大きく貢献できる分野であり、当社も力を入れています。CO2を地下に安全にかつ効率的に貯留するため、物理現象の正確な理解と、それをシミュレーションによって予測する技術が、プロジェクトの投資判断に直結します。大学の授業や研究を通じて培った技術力を生かして、石油ガス案件のみならず、当社が進めているCCSプロジェクトにも貢献していきたいと思っています。

やりがい、魅力

自身の知識を使って、グローバルでスケールの大きな事業に携わることができることが大きな魅力だと感じています。石油ガスは目に見えないからこそ不確実性が高く、私たちの技術評価が会社の巨額の投資判断を決定づけます。若い内から海外出張に飛び回り、他国の技術者と議論を交わしながら、地下数千メートル深くに眠る石油やガスを開発することに、大きなやりがいを感じながら業務を行っています。

また当社は商社系の石油会社のため、技術のみならずビジネスの最前線に立つこともあります。私もこれまでに新規案件の評価や既存案件の売却など、石油ガス案件の売買も担当してきました。益々エネルギービジネスが多様化する中で、伊藤忠商事と共に新たなビジネスにチャレンジしていく、そんなダイナミックさも魅力の1つです。

留学中の生活

私が暮らしているオースティンは、自然と都市が共存する街で、米国の住みやすい街ランキングの
1位に選ばれたこともあります。町の中心部を流れるコロラド川沿いの雰囲気が特に気に入っていて、週末は川沿いをランニングやサイクリングをしたりしています。

オースティン市内にある遊水場

テキサスはメキシコに近いこともあり、メキシコ料理がとても多いです。日本にいる時は殆ど食べていなかったメキシカンが、今では無性にタコスが食べたくなる日があるほど生活の一部になっています。
また、大学には世界中から留学生が来ているため、多彩な文化を共有しながら友人たちとホームパーティーをすることも週末の楽しみの一つです。ともに切磋琢磨する学友でもあり、貴重な関係です。

友人たちとのホームパーティー

当社の特徴

当社は社員を大切にする会社だと思います。小さい組織であるため、1人1人の存在価値が大きく、そのため上司の献身的なサポートのもと、社員を育てる意識が根付いていると感じます。若手の内から長期海外研修や留学制度があり、プロジェクトにおいても重要な役割を任せてもらえるので、私もこれまで多くの経験を積んできました。

もちろんその分大変な時もありますが、気軽に相談できる頼もしい上司や先輩がいます。上司・先輩・後輩との距離感が近く、年次に係らず積極的に議論ができ、会社全体としてチームのような雰囲気がある、そんな風通しの良さが当社の一番の良さだと感じています。

入社希望者へのメッセージ

社会人にとって、経験は何よりの財産になると思います。グローバルでダイナミックなビジネスを、信頼できる仲間たちと切磋琢磨しながら仕事ができる、そんな環境が当社にはあります。目に見えない地下を相手にするからこそ、その分私たち技術者の意義は大きく、探求心は尽きません。

皆さんも私たちのチームの一員になって、やりがいのある仕事にチャレンジしてみませんか?

2018年新卒採用 山田 健太 テキサス大学オースティン校 留学中 2023年7月

ある日のスケジュール

AM 8:00 登校
大学周辺はバス網が発達しており、私もバスで登校しています。研究室に着いたら、勉強に取り掛かる前に、東京からのメールをチェックします。

AM 9:00 授業
授業は毎日1~2コマ受けます。テキサス大学では多数の教授陣から豊富な講義が用意されており、最先端の技術を身に付ける貴重な機会です。また、業務経験のお陰で、実務への活かし方を考えながら学べるため、たとえ以前学んだ内容でも見え方は全く異なり、本質的な理解に繋がります。

AM 11:00 課題・予習復習
課題の量はとても多く、内容も実践的なものが多いです。時間もかかりますが、その分身に付きます。時には同じ授業を取っている学生とも議論を交わしながら、その日の授業の理解を深めます。

PM 12:00 ランチ
大学の食堂でランチを食べることが多いです。食堂はバイキング形式でいつもメニューが変わるので、栄養を取りながらリフレッシュできる時間です。

PM 14:00 研究グループミーティング
定期的に教授や研究チームのメンバーとミーティングを行います。教授からのアドバイスは勿論、研究チームには石油会社からの派遣技術者も多数おり、様々な技術的な議論を交わすことで研究の方向性を決めていきます。

PM 15:00 油層シミュレーションスタディ
現在は枯渇油ガス田へのCO2地下貯留の油層シミュレーションスタディを行っています。物理現象を正確に理解し、それが数学的にどのように再現されているのかを考えながら結果を考察します。うまくいかない時もありますが、教授や研究員のサポートのもと作業を進めます。

PM 18:00 帰宅
日によってはもう少し遅いですが、メリハリをつけるようにしています。翌日の作業プランを整理してから帰宅します。

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